カフェでカスタマイズ注文したい聴覚障害のある方に「May ii」を使ってもらいました!
2020年4月25日
2020年4月25日
今回の体験者は、車いす使用者の男性。「グルメイベントを満喫したいけど、会場が混雑していて移動が大変」という状況で、May iiを使ってもらいました。
・「ちょっとした段差やEVの混雑で、目的地にたどり着くのに必要以上に時間がかかる」
・「気づかないぐらいの緩やかな坂道を長距離進むのは疲れる…。車いすを押してくれる方がいたら嬉しい」
・「車いすでの移動は幅が必要。人気スポットは混雑しているので、気になる場所があっても遠慮する」
……etc.
「年に1回やっている九州各地のうまいもんが集まるグルメイベント!今年も大混雑。せっかく来たから、この名物ステーキ丼を食べてみたい!」
ということで、さっそく「May ii」を体験!
①「サポートを頼む」に画面切り替え。
「買い物」カテゴリーから「買い物のサポートをしてほしい」を選択し、周囲サポーターに発信!
プロフィール設定に「手動車いす使用」または「電動車いす使用」と登録しておくと、サポーターに立候補してくれた人に車いす使用者であると伝えることができます。
②対面するまでチャットで情報交換!
今日の服装や車いすの色をサポーターに伝え、待ち合わせ場所を決めます。
チャットでは服装や小物などの見た目の特徴を、サポーターに伝えることができます。
※サポートを頼む前に「服装設定」で事前に登録することもできます。車いすやカバン、コートなどいつも使う定番アイテムは保存しておくことも!保存しておけば、日付が変わっても設定されたままです。
③待ち合わせ場所で待機!無事迷わずに合流。
お互いが近づくと、「目印を表示」と書かれたボタンが出てきます。「目印を表示」ボタンを押すと、スマホ画面が目印に早変わり。このままスマートフォンを掲げていれば、お互いの確認もスムーズにできます。
④目的のブースに到着!無事に名物ステーキ丼をゲットできました。
車いすだと行列に並ぶのもいろいろな面で苦労するそうですが、今回は2人のサポーターが手助けに来てくれたので、ひとりが並び、もう一人が離れた場所で一緒に待機していました。
別のところで飲み物も一緒に購入し、食べやすい高さの席があるところまで運んでくれました。
「このような屋外のグルメイベントでは、接客するブースに高さがあったり、出展者のスタッフ数が少なくて対応できなかったり、買い物ができても両手がふさがると車いすを動かせなかったりで1点ずつしか買えず、さらには設置されているテーブルの高さが合わなかったりと、とにかく食べたいものがあっても眺めるだけであきらめることが多いんです。」
「May ii があれば気軽にサポートを依頼できるので、思い切って出かけようという気分になれるのがうれしいです。」
車いすでの移動が困難な場所は、まだまだ多いかもしれません。「May ii」を使って必要なときにサポートを頼めば、一人では諦めていた場所にも行けるかもしれません。ぜひ一度「May ii」を試してみてはいかがでしょうか。