May ii (メイアイ)ロゴ

文化鑑賞をもっと身近に楽しめる!東京アニメセンターでおこなわれた「May ii」体験交流会をレポート ※9/22追記

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【追記】2021年9月22日(水)更新
※東京アニメセンターは、2021年4月に市ヶ谷のDNPプラザから渋谷へ移転しました。
 移転先:東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA
※なお、市ヶ谷のDNPプラザでは、引き続き『May ii(メイアイ)』 をご利用いただけます。(https://dnp-plaza.jp/guide.html
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今回、日本アニメ文化の発信地・東京アニメセンターin DNPプラザ(以下東京アニメセンター)にて、助けあいアプリ「May ii」の体験会を実施いたしました。

参加したのは、東京アニメセンターに行ったことがない方や、市ヶ谷に詳しい会社員、東京アニメセンタースタッフなど7名。

この記事では、体験者のみなさんの
・東京アニメセンターでの鑑賞をしっかり楽しんだ様子
・使ってみてMay iiに対する感想や期待
などをレポートします。

東京アニメセンター in DNPプラザとは

東京・市ヶ谷にある、アニメ文化を発信する複合施設。新しい鑑賞技術や、アニメの原画を活用した展示・物販、ワークショップや各種関連イベントの開催を通して、アニメの文化的側面にスポットライトを当てています。

東京アニメセンター in DNPプラザ 公式サイト

東京アニメセンターまで道案内サポート!


東京アニメセンターに行ったことがない車いす使用者。特に初めての場所に出かける時は、道の途中で乗り越えられない段差があるか、地図アプリを片手に知らない道を進むことに不安を抱えているそうです。

「JR市ヶ谷駅から東京アニメセンターに行きたいが、場所が分からない……」とお悩みのところで、早速「May ii」を使っていただきました。

周囲のサポーターに「目的地への行き方がわからない」と発信すると、近くにいたサポーターから応答。アプリを通してサポーターと対面できました。


寄り添ってくれるサポーターに安全な道を誘導してもらうことで、人混みを避けつつ、楽しく談笑しながら、目的地である東京アニメセンターに到着できました。

「May ii」対応スタッフがサポート!文化鑑賞ならではの困りごとにも対応

東京アニメセンターのあるDNPプラザは、「May ii」を採用し、障害のあるなしに関わらず、多国籍の方も含め多様な方に来館いただき、鑑賞を楽しんでもらえようにユニバーサルな施設を目指しています。
施設に入ると、DNPプラザオリジナルの「困りごと」が表示!「展示作品について教えてほしい」「写真プリントの方法を教えてほしい」などのサポートを依頼できます。また、施設スタッフが「May iiサポーター」になっているので、周囲のサポーターだけでなくスタッフが駆けつけてくれるかもしれません!

参加者は施設内を周りながら、作品に詳しくないので「展示作品について教えてほしい」や、1人で周っていたので「フォトスポットで写真をとってほしい」とサポート依頼し、施設スタッフとマッチング。スタッフならではの作品情報を教えてもらったり、お気に入りの作品の前で写真を撮ってもらったりしていました。人に声をかけるのが苦手な方でも、気軽にサポートを頼めそうです。

施設の中をまわる際にも役立つ「May ii」。
作品の内容に対するサポートはもちろん「座って休める場所を教えてほしい」「買い物のサポートをしてほしい」といった、ちょっと困ったシーンでも「May ii」が活躍します。周囲の人のちょっとした手助けで、思う存分に鑑賞体験を楽しめ、より作品を知るきっかけになりそうです。

体験者の声


東京アニメセンターを楽しんだ後、体験者の皆さんに「May ii」を使ってみた感想をインタビューしてみました。

「困りごとを解決してもらう過程で障害者への理解が深まる」

―――「May ii」の使ってみていかがでしたか?

「普段はお金を払ってヘルパーさんや親に助けてもらっていますが、『May ii』は気軽に頼めるのがいいです。サポーターのプロフィールが事前にわかるので同性を選べるのも安心。サポーターさんの写真があるとより頼みやすいですね。」(車いす使用者・女性)

「困りごとを解決してもらう過程で障害者への理解が深まると思うので、そこがいいなと思いました。『表に出たい』など、普段障害者が思っていることを『May ii』を通じて理解してもらえると嬉しいです。」(車いす使用者・男性)

「サポート依頼をしたかったが、該当する『困りごと』がなかったので、他の『困りごと』で発信しました。サポーターに会ってから依頼内容を伝えたが、ちゃんと対応してくれた。」(会社員・男性)

「『May ii』なら助けを求めていることがはっきりとわかる」

―――サポートをしてみた皆さんはいかがでしょうか?

「普段困っていそうな方を見かけても、本当に助けを求めているのかわからないので様子を見てしまいがちです。『May ii』なら助けを求めていることがはっきりとわかるので、一歩を踏み出しやすくなると思いました。」(市ヶ谷に詳しい方・男性)

「いきなり『15分間手伝ってほしい』と言われてもなかなか難しいですが、『May ii』なら時間のかかるものでも、マッチングすればお願いできます。お互いに喜ばしいことですし、より行動の選択肢が広がるのでは。」(市ヶ谷に詳しい方・男性)

「東京アニメセンターのように、スタッフが来てくれると安心」

―――今回東京アニメセンター内でも利用いただきましたが、いかがですか?

「電動車いすを使っているのですが、館内を押して回ってもらえると嬉しいです。帰り道の分のバッテリーが温存できるので。館内をぐるぐる回るだけでも結構消費してしまうんです。こうしてサポーターさんにバッテリーのことを説明するだけでも、車いすの事を知ってもらういい機会にもなると思いました。」(車いす使用者・男性)

「東京アニメセンターのように、お店でMay iiが使えてスタッフさんが来てくれると、より安心かもしれません。町や施設単位で『May ii』が採用されているとわかれば、よりいろいろな目的地に行きやすいのでは。」(車いす使用者・女性)

「普段から『いつでも声をかけてほしい』と思いつつ待機していますが、『May ii』で発信してもらえると、自分が見えないところにいても助けに行けるのがいいですね。『May ii』でそれが可視化されると、スタッフ全員でチェックできる。」(施設スタッフ・男性)

文化鑑賞の質が今まで以上に高まる

シーンに合わせて気軽に困りごとを頼み合える「May ii」。「助けたい」「手伝いたい」という気持ちを、本当に助けが欲しい人に発信できるので、押しつけがましくならず気持ちよく助けあえます。美術館や博物館に行くきっかけがなかったり、行くまでの過程が不安で行くことをためらったりしている人にとって、お出かけを後押しするきっかけになりそうです。
また、障害者への手助けの実践を通して、障害者の理解が深まるのも大きなメリットのひとつです。

今回、実際に東京アニメセンターで「May ii」を体験してもらった結果、困ったことの手助けだけでなく、交流を通して文化鑑賞の質が今まで以上に高まる可能性を感じました。

美術館や博物館などの文化施設での採用を拡大予定です。最新情報は本WEBサイトやアプリでお知らせいたしますので、ぜひご確認ください。

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