May ii(メイアイ)アプリ活用「ちょいボラ」実証実験レポート~「ちょいボラ」で変...
2022年10月28日
2019年12月20日
2008年より、毎年9月に行われている北海道・札幌最大級のグルメイベント「さっぽろオータムフェスト2019」。例年約200万人の来場客で賑わうこの会場に、今年は「May ii」のブースも9月15日(日)、16日(月・祝)に4丁目会場にて出展しました。
今回はブースの様子と合わせて、実際にアプリを活用しているユーザーの意見を元に、”助けあいアプリ”「May ii」の魅力と、さらなる可能性についてお伝えします。
オータムフェストの来場客の55.6%は、札幌市外から来た観光客です。終日多くの人で賑わい続ける会場の中には、車いすでお越しの方や、ベビーカーを押すお母さんの姿も多く見られました。他にも海外からの来場者が全体の2割もいるとのこと。会場では、そういったさまざまな方にアプリを知ってもらうべく、来場者の方にチラシやうちわを配布して紹介しました。
「おいしいラーメン屋さんはどこだろう…」。そんな観光でちょっと困ったときも、地元の人ならではの”ツウ”な情報を教えてもらえるアプリとして、「May ii」の利便性は発揮されそうです。
現在「May ii」は、JR札幌駅から地下鉄すすきの間が利用エリアになっています。来場者の中には、実際に「May ii」を利用している方も多くいらっしゃいました。使っている方から、「どんな時に使っている?」「使いやすい?」などの感想やあたたかい応援メッセージをいただきました。
写真中央の車いす使用の男性は、アプリを活用してイベントブースまで来たそうで、その体験を話してくださいました。
私用を終えイベントに遊びに行こうと車で向かって到着!ただし、車いすを車のトランクから下ろせずにいました。そこでこのアプリを起動して「ちょっとの段差で困っている」とボタンを押してサポートを依頼したところ、ブーススタッフがサポート依頼の通知に気づき、駆けつけてくれたとのこと。
「アプリのお陰で5分ほどで車いすに乗ることができ、無事ブースに来れました。」とサポーターへの感謝の声も聞くことができました。
今回のようなケース以外にも、「人通りが少ない時も、アプリなら少し離れた場所の方にも手伝いをお願いできる点が便利」と感じているそうです。また、「自分は直接声をかけて助けを呼ぶこともできるが、アプリを使えばシャイな人や女の人でもお願いしやすくなると思うので、ぜひそういった方にもおすすめしたい」と、使っている方ならではの意見を教えてくださいました。
実際にアプリを利用しているユーザーの感想やブースに訪れてはじめてアプリを知った方々からのお話を通じて、改めて「May ii」の可能性を実感することができました。さらに「May ii」のユーザーが増えていけば、その分手助けの確率も高まり、より多くの人が移動やお出かけを楽しむことができると感じました。
「手助けがほしい!」「手助けできます」と声をかける機会が増えることで、よりあたたかい社会がつくられていきそうですね。