2019年12月19日

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メインステージの福岡市役所西側ふれあい広場を中心に、周辺の商業施設計9箇所がライブ会場となる「ミュージックシティ天神2019」。週末と重なったため歩道だけでなく車道にまで人があふれ出る場所もあるほどです。

そんな大混雑の繁華街において、助けあいアプリ「May ii」を使って、「困った場所でサポートを依頼して、本当にサポーターが手助けに来てくれるのか？」体験会を行いました。体験会には、ボランティアサークルに所属している大学生3名と、アプリを一度使ってみたかった車いすユーザーの計4名が参加。それぞれがサポートを依頼する側・サポートする側となり、実際街なかでアプリを体験しました。

「道が分からないので教えてほしい」

「ミュージックシティ天神2019」には、県内外からたくさんの方が来場します。当然、道が分からなくて困っている人もいるでしょう。

近くの商業施設で買い物を楽しんでいた2人組に「目的地の行き方がわからない」という依頼が届きました！

サポーターに立候補したら、自身がサポーターに選ばれました！お互いの位置情報がアプリで共有されるので、依頼者の元へサポートに向かいます。現在地が常にリアルタイムで表示されるので、だんだん近づいてくる様子がわかって安心です。

それらしき服装や特徴の依頼者がいたので、目印画面を見せあい相手と対面できました！行きたい目的地を聞き、無事目的地までの案内を完了しました。
「事前にこちらの服装と相手の服装をアプリ上で確認できるので、お互いの確認がスムーズで助かりました！」（大学生）

「雨が降ってきたので雨合羽を着せてほしい」

次は、電動車いすの方がサポートを依頼してみます。普段一人でお出かけする時は、雨が心配とのこと。

「急に雨が降ってきたときに一人で雨合羽を着ることができないため、近くにサポートしてくれる人がいると助かる」（車いす使用者）

雨が降ってきたので雨合羽を着せてほしいと思い、「その他の困りごとがある」でサポート依頼を発信！ほどなくサポーターが立候補してくれて、駆けつけてくれることに。

ただ、街中は混雑しているため、なかなかお互いの場所がわからない様子。そんな時でもアプリのチャット機能を使ってやり取りすることができるので、相手が「向かっている」状況を確認することができ、不安に感じることはありません。
5分ほど待っていると、サポーターが到着！

雨合羽を着せてもらうことができました。

「急な雨でもこのように素早くサポートしてくれる相手が見つかり、駆けつけてくれるため非常に心強い！」（車いす利用者）
「雨合羽を着る手助けをするのははじめてでしたが、教えてもらいながらであれば意外に簡単だった。一人で着るのは大変ですね。」（大学生）

「どのバスに乗ればいいのか、教えてもらいたい」

天神から他の場所へ移動しようとバス乗り場を探していましたが、どのバスに乗っていいかさっぱりわからない様子。天神地区にはバス停がいくつもあり、市内各地へバスを走らせているため、どこのバス停でどこ行きのバスに乗ったらいいのか、市民でも迷うほどです。

「交通手段」カテゴリーから「どのバスに乗ればよいかわからない」を選択して発信すると、サポーターが見つかりマッチング！距離的に少し遠いところにいるサポーターで、5分ほど待って、サポーターと対面できました。

行き先を確認し、バスの路線番号と乗り場を案内してもらいました。結局乗り場はここではなく少し離れた乗り場だったことが判明。行き先の違うバスに乗らずに済んだ2人は、ホッと一息です。

「福岡のバス路線はほんとにわかりにくいので、詳しい人に聞かないと乗れない。アプリがあれば気軽にサポートしてもらえるので、たまにしか天神に来ない市民も、観光客も、不安に感じる要素が一つ減るのがうれしい」（大学生）

「May ii」利用者が増えれば、街なかでのちょっとしたお困りごともすぐに解決できる！

「May ii」の使い勝手は非常に好評で、ちょっとした困りごとでも気軽にサポートをお願いできるので、街なかでのお出かけのストレスが軽減されることを実感いただきました。GPSの精度不足により、実際とは少しズレた場所にいると表示されるケースもありましたが、その場合はアプリ上で位置を修正できます。

車いす使用者のように全国共通で生じる「困った」もあれば、バス乗り場のように福岡あるあるな「困った」もあります。現在、利用エリア毎に困り事を設定できるようになっていますが、今後利用者が増えるとともに、アプリも順次改良されてより使いやすくしていく予定です。
福岡でも多くの利用者がお互いにサポートしあう光景をあちこちで目にすることができるようになれば、より魅力ある都市に成長するのではないかと感じました。

 

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